兵庫県初 AI(人工知能)内視鏡システム導入
AI(人工知能)技術を用いて病変検出および腫瘍性・非腫瘍性の鑑別を可能にする内視鏡システムを、兵庫県で初めて導入いたしました。
従来型の内視鏡検査とは異なり経験豊富な医師の眼とAI(人工知能)を使った画像認識機能によって、優れた精度で病変部を検出することができます。
病変検出支援機能は、内視鏡画面内にポリープなどの病変と疑われる箇所を検出すると、
対象のエリアを枠で囲って表示するとともに、検出音を鳴らすことで医師の眼に加えAIにて病変を検出します。
疾患鑑別支援機能は、ポリープなどの病変と疑われる箇所について、
腫瘍性もしくは非腫瘍性の鑑別結果を表示することで、医師の診断をサポートします。
レーザー光源搭載の新世代内視鏡システムを導入
レーザー制御技術と、画像処理技術を組み合わせることで、粘膜表層の微細血管などを
強調した画像観察を可能とし、従来の内視鏡に比べ一段と視認性向上を実現しました。
このために、がんなどの病変部より早期の発見がさらに可能となりました。
レーザー光源を採用することにより、白色光観察においてシャープで立体感のある、明るい画像を
追求しました。なお、色調は、従来のキセノン光源と同等です。
胃
大腸
BLI-bright観察では、白色光観察とBLI観察のバランスをとり、狭帯域光観察としては遠景でも明るい画像を実現しました。中遠景から接近・拡大まで、幅広い観察をサポートします。
食道
大腸
BLI用のレーザーの比率を増やす事で、表層血管や表面構造がシャープに見える画像を追求しました。
BLI画像では近接・拡大観察をサポートします。
食道
食道
眠っている間に検査をしていただくことができます。
当院では、麻酔を使用して眠った状態で検査を受けて頂いております。
一人ひとりにあった量の軽い鎮静剤を検査前に注射を行います。
「楽で、苦痛のない内視鏡検査」にこだわっております。
胃カメラと大腸カメラを同日に受けていただくこともできます。
何かと忙しい患者さんの時間的負担や症状などを考慮して、必要に応じて胃内視鏡検査と大腸内視鏡検査を同日に続けて行う事ができます。
※大腸内視鏡検査は検査前に下剤を飲んで頂き、腸の中の便を出して空っぽの状態にしてからの
検査になります。
検査前までに一度診察に来て頂き、下剤のお渡しおよび食事制限のご説明を致します。
当日の来院で胃内視鏡検査と大腸内視鏡検査を同日に受けて頂くことはできませんので、
一度検査前に診察にお越しください。
大腸内視鏡検査においては、一旦内視鏡スコープを大腸の一番奥である盲腸に到達させてから、
手前の肛門に向かって腸管の中を隈無く観察します。
腸管を観察するためにある程度空気を入れる必要がありますが、奧に入れた空気はすぐには出ません。
その為検査後にどうしてもお腹が張り、検査後腹部に膨満感・苦痛が伴うことがあります。
当院ではこの空気の代わりに、二酸化炭素ガス(炭酸ガス)を使用しております。
腸管内に入った炭酸ガスは、腸管の壁から素早く吸収
されて血液の中に入り、そこから肺へ送られて、呼気(呼吸する時の「吐く」息)により、体内から速やかに排出されます。
これにより、通常の空気を入れる場合よりも、かなり早く腸管内のガスが排出され、検査中から終了後にかけての、お腹の張りや苦しさが、かなり軽減されます。
当院では、自動洗浄機による内視鏡洗浄を行っています。
内視鏡検査1例ごとに完全洗浄を行っています。
自動洗浄消毒装置で高レベルの消毒により、ウイルスや細菌による感染を防止しています。
(生検の個数や薬剤により、多少の誤差はあります。)
内視鏡検査前に事前に感染症等の採血が必要なことがあります。
胃内視鏡検査 | 約8,000円~約12,000円 |
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ピロリ呼気検査 | 約2,000円 |
大腸内視鏡検査 | 約8,000円~約12,000円 病理組織検査を行った場合は別途追加料金がかかります。 大腸内視鏡検査時に、ポリープ切除した場合は手術扱いになりますので 約30,000円~約35,000円になります。 |
当院では2023年12月の時点で約32,000人の患者さんに内視鏡検査を受けて頂いております。今後も癌の早期発見及び安全で苦痛のない内視鏡に努めてまいります。