アトピー性皮膚炎は、良くなったり悪くなったりを繰り返し慢性に経過する病気です。皮膚が乾燥しているため防御機能が低下し、そこへ様々な悪化因子(刺激、アレルギー物質)が加わって炎症が生じると考えられ、遺伝的な要因も関与しています。
目の周りをかくことにより網膜剥離を引き起こしたり、乾燥している皮膚は肌の防御機能が低下しているため感染症が起こりやすくなります。「とびひ」や「みずいぼ」になったり、ヘルペスウイルスも広範囲に広がり高熱がでることもあります。
炎症を抑える外用剤や保湿剤を使用し、場合によっては抗アレルギー剤の内服を併用します。
ステロイド外用剤は症状の程度や部位により強さを調節するため、定期的な通院が必要です。
ステロイド使用について疑問点や不安があるときには、お気軽にご相談頂き、納得されてからお使い頂きたいと思っております。
また、症状がおさまってもスキンケアをしっかり続けることが再燃の予防になります。
重症の場合は通院が長期に渡ることもありますが、人によって異なる悪化因子が何であるかを探し、できるだけ長く良い状態を保ってQOLが向上するようお手伝いさせていただきます。
ゴールは「自宅でスキンケアをしっかり行っていれば通院しなくてすむ」状態と考えています。
手術見た目が気になる方はもちろん、手術で摘出し組織検査を行うことによって悪性かどうかを確実に診断することができます。
まずは一度ご来院頂き、診察してから予約をさせて頂きます。所要時間は約30分から1時間です。手術は局所麻酔で行いますが、希望があれば麻酔の点滴を行い眠っている間に行うこともできます。
いずれも保険適応となりますが、料金は部位や大きさによって異なりますので詳しくは医師にお尋ねください。また、植皮や全身麻酔が必要になるような場合は近隣の病院にご紹介させていただくこともございますのでご了承ください。